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05/10/2023

最新!AI時代、2023年3月末までAIに関する資金調達 ランキング/Prtimesから読み解く/THEINFITECHのセールステックレポート

2023年1月から3月にかけてのPrtimesのデータから、AIに関するプレスリリースが増えていることがわかります。AIの時代が本当に来たと感じます。

月ごとのプレスリリース件数は以下のとおりです:

・2023年1月:471件

・2023年2月:599件

・2023年3月:1,004件

この中から、AIに関する資金調達についてピックアップし、ランキングを報告します。

※ THEINFITECH調べ Prtimesから収集した2023年04月7日時点のデータを参照

AIに関する資金調達ランキング(Prtimesの2023年1~2023年3月により)

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1位 株式会社mov – AI店舗支援SaaS「口コミコム」を提供する株式会社movが資金調達を実施。累計調達額は20億円を突破。

<要約>

AI店舗支援SaaS「口コミコム」及び、インバウンド総合メディア「訪日ラボ」を提供する株式会社movが、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、日本政策金融公庫、商工組合中央金庫、静岡銀行、あおぞら企業投資株式会社からデットファイナンスによる資金調達を実施し、累計調達額が20億円を超えたことを発表しました。今回の資金調達により、「口コミコム」の導入拡大、データを活用した新しいAIサービス開発、及びマーケティングへの投資を行い、店舗運営業務の収益化・効率化を加速するとしています。 「口コミコム」は、地図アプリや口コミサイトでの店舗情報の一括更新やお客様の口コミ分析、クーポンの配信まで行うことで、国内外の店舗運営業務の高収益化・効率化を支援する「口コミサイトの一括管理ツール」です。

 

2位 株式会社IVRy – 電話DX SaaSのIVRy、シリーズBで13.1億円の資金調達を実施。AI音声認識・ChatGPTを活用した通話音声要約機能を同時リリース

<要約>

電話DXのSaaS「IVRy」を提供する株式会社IVRyは、総額13.1億円の資金調達を実施したことを発表しました。AI音声認識機能とChatGPTを活用した通話音声要約機能を提供開始します。IVRyは、フロントオフィス業務の自動化により、スモールビジネスや中小企業向けに電話DX SaaSを提供しています。当社は、今後も最先端の技術を誰でも利用できるサービスへとデザインすることで、最高のフロントオフィス体験を開発・実装していくことを目指しています。調達資金は、AI技術を中心としたプロダクト開発、PR・マーケティングの強化、各ポジションにおける採用活動の強化に向けられます。AI音声認識機能とChatGPTを活用した通話音声要約機能は、実際の音声を認識し、自動対応する機能で、通話内容や録音内容を要約して表示する機能を提供します。

 

3位 Ultimatrust株式会社 – AI解析プラットフォーム「Wisbrain」を提供するUltimatrust、DRONE FUNDから資金調達を実施

<要約>

Ultimatrustは、多拠点データ一元管理・AI解析プラットフォームを提供し、道路交通、工場、物流、店舗などのDXを推進している。DRONE FUNDを引受先とした第三者割当増資で7.6億円を調達し、2022年3月までに累計での資金調達額は8.8億円になった。今回の追加資金調達の目的は、社会貢献を果たすために、道路交通におけるDXの推進や、工場、物流、鉄道、空港などの分野での高度な通信インフラの提供や業務の自動化、ネットワークセキュリティの課題解決に注力することである。Ultimatrustは、解析プラットフォーム「Wisbrain」で、低コストでマルチベンダー対応かつ汎用性の高いシステムの構築を実現している。

 

4位 オシロ株式会社 – コミュニティ専用オウンドプラットフォーム「OSIRO」を提供するオシロ、「コミュニティマネージャーAI化」のさらなる進化に向け総額5.15億円のシリーズA資金調達を実施

<要約>

コミュニティ専用プラットフォーム「OSIRO」を提供するオシロは、凸版印刷をリードインベスターに迎え、SMBCベンチャーキャピタル、ユナイテッド、株式会社サザビーリーグ、ABCドリームベンチャーズなどにより、総額5億1,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。今回の調達資金は、コミュニティマネージャーのAI化の開発と、人材採用に投資されます。また、パートナーとの連携を強化することで、「コミュニティを産業にする」ことを目指し、ミッションの実現に邁進していくとしています。

 

5位 株式会社 xenodata lab – 経済予測AIのゼノデータ、野村ホールディングスなどから3.05億円の資金調達

<予約>

経済ニュースや統計データをAIで学習し、企業業績や製品市況、需給などの経済状況を予測するxenodata lab.は、野村ホールディングスや既存投資家から3.05億円を調達したことを発表した。調達資金は、国内外の株価や四半期業績を予測対象領域に拡大し、機能強化や野村ホールディングスとの連携に注力するために使われる。xenoBrainは40万社の未上場企業の業績予測や3万指標の製品市況、市場需給やマクロ経済指標等の予測を提供し、大手事業法人を中心に百数十社の企業に展開している。

 

6位 株式会社Sales Navi – AIコーチが営業指導をサポートする営業標準化システム『Sales Navi』を正式リリース ~シードラウンドで1.7億円の資金調達を実施

<要約>

Sales Navi株式会社は、営業標準化システム「Sales Navi」を正式リリースし、第三者割当増資と融資による資金調達を実施したことを発表しました。営業標準化システム「Sales Navi」は、AIコーチが対話形式で営業パーソンに商談の前後に様々な気付きをもたらすことで、営業活動を着実な成果へとナビゲートするシステムです。営業パーソンの活動内容のデータ化、分析が可能となり、ハイパフォーマーのベストプラクティスを社内で共有できるようになります。今回の資金調達は、既存お客様の窓口になる営業体制強化や「Sales Navi」をご導入いただく全てのお客様に最適なセールスイネーブルメント体験を提供するための開発体制強化に投資するために行われました。

 

7位 株式会社Logpose Technologies -「限られた車両・ドライバーのリソースを最適化し、利益を最大化するAI」運送業界向けSaaS”LOG(ログ)”好評につき販路拡大を目的とした資金調達を実施し、累計調達額1.2億円へ

<要約>

株式会社Logpose Technologiesは、運送業界向けのSaaS「AI配車アシスタント LOG」を提供しており、株式会社ジェネシア・ベンチャーズを引受先としてプレシリーズAで8000万円の資金調達を実施したことを発表しました。同社は「世界中の荷物情報を整理し、流通を最適化する。」をミッションに掲げ、今回の資金調達により業界の大きな課題に対してより加速的な成長を目指すとしています。同社は「人」「会社」「業界」「地球」の4方面をよくする事業を創り、プラットフォームの展開を考えています。

 

8位 ホップスコッチ株式会社 – 実在する猫を元にしたAI VTuber『NYAVATAR』がエンジェルラウンドで6,000万円を調達。

<要約>

ホップスコッチ株式会社は、エンジェル投資家複数名を引受先としてJ-KISS型新株予約権の発行により、総額6,000万円の資金調達を実施した。資金調達の目的は、AI VTuber『NYAVATAR』の各種AI品質の向上と、YouTube配信におけるコンテンツバラエティの拡充で、アッと驚くオタク体験を提供することを目指すため。『NYAVATAR』は1周年を迎え、現在は合計7名のAI VTuberが活動しているが、海外のAI VTuberと比較してエンタメとして見劣りするため、対話・画像・音声・歌声のAI品質を向上させ、YouTube配信のコンテンツバラエティを増やすことで、AIの魅力を十分に発揮することを目指している。

調査の結果は以上となります。